◆健康被害の情報:国立健康・栄養研究所HPより

(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起、米国FDA/FTCの新型コロナウイルス対策に関連した虚偽宣伝に関する注意喚起は、掲載していません)

【健康食品の素材情報データベースより】

■ シンガポールHSAが医薬品成分 (シブトラミン) を含む製品に注意喚起 (3月30日)

注意喚起および勧告内容:2021年3月25日、シンガポールHSA (Health Science Authority) が医薬品成分 (シブトラミン) を含む4製品に注意喚起。当該製品との因果関係が疑われる健康被害が1件報告されている。

製品名称:
Flash Slim
Leedee Botanical Beverage Mix Pineapple Juice Powder with African Mango
Quinn S Amyera
Schocolite Double Chocolate Cookies Drink with Hoodia Gordinii Extract and L-Carnitine

解説:当該製品は、著しい減量効果を標ぼうしてウェブサイトやソーシャルメディアを介して販売されていたが、HASによる検査の結果、医薬品成分であるシブトラミンが検出された。
・男性1名 (年齢不明) が、「Flash Slim」を摂取したところ (摂取量、期間不明) 、動悸、吐き気、不眠、過度の発汗などを生じた。

シンガポールHSAは、消費者に対し、当該製品を使用しないように、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告し、大げさに有効性をうたう健康製品を使用しないよう注意を促している。

関連成分:
シブトラミン (sibutramine)
シブトラミンは、1997年に肥満抑制薬としてアメリカFDAの許可を受けたが、日本では未承認。副作用として血圧上昇および心拍数増加などが報告され、心臓病の方は服用を避けたほうがよいとされている。アメリカ国内ではFDAの許可後、2003年8月までに54例の死亡事例 (うち30例は心血管が原因) が報告された。2005年8月、FDAはシブトラミンの使用停止に関する消費者団体の請願書に対し、シブトラミンの使用に細心の注意を呼びかけ、その安全性を監視することにより、引き続き医薬品として承認していくことを公表した。

しかし、心血管疾患歴のある患者では心血管疾患再発リスクが高くなるという欧州で実施されたSCOUT試験 (Sibutramine Cardiovascular OUTcome Trial) の結果をうけ、2010年10月、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでメーカーによる任意回収が決定。開発したメーカーはすでに販売・流通を中止している。2010年11月、インド医薬品規制当局 (Drugs Controller General of India、DCGI) も販売を禁止した。
https://www.hsa.gov.sg/announcements/press-release/four-products-sibutramine-25mar

■ 「カルシウム 」安全性:危険情報(3月29日)
糖尿病、潰瘍性大腸炎、慢性腎不全の既往歴がある61歳女性 (日本) が、骨粗鬆症のためアルファカルシドール (活性型ビタミンD3製剤) とカルシウムサプリメントを長期摂取していたところ (摂取量、期間不明) 、四肢に複数の皮下腫瘤を呈し受診した。その後、アルファカルシドールとカルシウムサプリメントの長期摂取による慢性腎不全の急性増悪および高カルシウム血症を生じ入院。転移性皮膚石灰沈着症と診断されたが、摂取中止と加療により軽快した。
皮膚病診療. 2019;41(4):365-368.

→国立健康・栄養研究所ホームページ>

https://hfnet.nibiohn.go.jp/

LINK de DIET(3/28~4/3)より

■ 筋力に欠かせない緑の葉物野菜?

葉物野菜を毎日1カップ食べると、筋肉機能が向上する可能性がある、という豪州エディスコーワン大学からの研究報告。

主に野菜から硝酸塩を多く含む食事を摂取した人は、下肢の筋肉機能が大幅に改善されていることがわかったという。研究チームは、12年間にわたるメルボルンのベイカー心臓糖尿病研究所AusDiab研究に参加した3,759人の豪州人からのデータを調べた。

その結果、通常の硝酸塩摂取量が最も多い人は、硝酸塩摂取量が最も少ない人に比べて、下肢筋力が11%強いことを発見したという。最大4%速い歩行速度も記録された。

「我々の研究では、硝酸塩が豊富な野菜を多く含む食事は、身体活動とは関係なく、筋力を強化する可能性があることが示唆されている」と筆頭著者のマーク・シム博士は語っている。

「それでも、我々は、筋肉機能を最適化するために、緑の葉物野菜が豊富なバランスの取れた食事を、ウエイトトレーニングを含む定期的な運動と組み合わせることが理想的であることを提案する。」

筋肉機能は、全体的な健康、特に後年の骨の強さを維持するために不可欠であるという。

「毎年65歳以上の豪州人の約3人に1人が転倒しているため、それらを防ぐ方法を見つけることが重要である」とシム博士は述べている。

https://academic.oup.com/jn/advance-article-abstract/doi/10.1093/jn/nxaa415/6184158?redirectedFrom=fulltext

→LINK de DIETホームページ>

https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/