健康被害の情報:国立健康・栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)

【素材情報データベースより】

■ 「ノニ」危険情報:被害事例 (1月18日)

63歳女性 (日本) がノニジュースを日常的に摂取していたところ (摂取量、期間不明) 、顎部、頸部、前胸部に治療抵抗性の色素沈着を伴う皮疹が生じ、摂取中止により改善した 

日本皮膚科学会雑誌. 2020;130(4):645.

国立健康・栄養研究所ホームページ

https://hfnet.nibiohn.go.jp/

 

LINK de DIET(1/171/23より)

■ 揚げ物の摂取は、心臓病と脳卒中のリスクに関係しているか?

揚げ物(フライ食品)は、主要な心臓病と脳卒中の高リスクに関連しているようだ、というメタ解析の結果報告。週あたり114g摂取量が増えるだけで実質的にリスクが数%高まるという。研究チームは、562,445名の参加者と36,727件の主要心血管系「事象」(心筋梗塞、脳卒中など)を含む17件の先行研究のデータをプールして、揚げ物の摂取と心血管系疾患の発症リスクの関連を解析した。さらに、754,873名の参加者と平均9.5年の追跡調査期間中の85,906件の死亡例を含む6件の先行研究のデータをプールして、揚げ物の摂取と心血管疾患及び全死因による死亡のリスクの関連を解析した。解析の結果、週あたり、最も揚げ物摂取の少なかった者に比べて、最も揚げ物摂取の多かった者は、主要心血管疾患事象のリスクが28%高く、冠動脈疾患のリスクが22%、心不全のリスクが37%、各々高かったことが明らかになった。この相関は、種々の因子を調整後もみられた。また揚げ物の摂取量と主要心血管疾患事象、冠動脈疾患、心不全のリスクの間には線形の関係がみられたという。週あたり114gの追加の揚げ物摂取によって、主要心血管疾患事象、冠動脈疾患、心不全のリスクは、各々3%、2%、12%上昇した。なお、死亡リスクについては、心血管疾患による死亡、全死因による死亡ともに、関連がみられなかった。比較的例数が少なかったためではないか、と研究者らは考察している。対象となった研究のデザインには重大なばらつきが存在しており、加えて、すべてが記憶に依存していた。これは結果の解釈において熟考さるべき因子である、と研究者らは警告している。

https://heart.bmj.com/content/early/2021/01/07/heartjnl-2020-317883

 

■ グリーン地中海型食の非アルコール性脂肪肝への影響

新たに考案されたグリーン地中海型ダイエットは、非アルコール性脂肪肝(NAFLD)を減らすのに効果的であるようだ、というイスラエル・ネゲブベングリオン大学などからの研究報告。このグリーン地中海型ダイエットは、野菜が豊富で、クルミを128g含み、加工肉と赤肉が少ない。それはまたポリフェノールが豊富なグリーンの食材、13-4杯の緑茶、1100gのマンカイ(Mankai)グリーンシェイク(凍結キューブ)を多く含んでいる。マンカイは、水生の緑色植物で、アオウキクサ(duckweed)とも呼ばれる。生物学的利用率の高いたんぱく質、鉄、ビタミンB12その他のビタミン、ミネラル、ポリフェノールを豊富に含んでいる。研究チームは、腹部肥満の50代労働者294名の対象に、18ヵ月にわたる介入研究を実施した。参加者は、健康的な食事、地中海型ダイエット、グリーン地中海型ダイエットの3群に分けられた。食事療法に加えて、すべての参加者が無料のフィットネスクラブ会員権をつけた運動療法を得た。参加者は、介入前後に、肝臓脂肪を測定するためにMRIスキャンを受診した。介入の結果、すべての食事が、肝臓脂肪の減少につながることが示された。グリーン地中海型ダイエットは-39%と、伝統的地中海型ダイエットの-20%、健康的な食事の-12%と比べて特に大きな減少を示した体重減少量で調整した結果は有意であったという。全体として、グリーン地中海型ダイエットは、脂肪肝の劇的な減少をもたらした。NAFLDの有病率は、ベースラインの62%から、グリーン地中海型ダイエットでは31.5%に低下、地中海型ダイエットと健康な食事は各々47.9%54.8%にとどまった。

https://gut.bmj.com/content/early/2021/01/04/gutjnl-2020-323106