■行政公表資料より

「アカシア樹皮抽出物」有効性:その他(国立栄研:健康食品の安全性・有効性情報より)

 顔や手にムズムズ感のある健康な成人60名 (試験群30名、平均44.3±9.8歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、アカシア樹皮抽出物 (カテキン180 mg/日、プロアントシアニジン245 mg/日含有) を8週間摂取させたところ、顔の経表皮水分蒸散量の減少が認められた。一方、手の経表皮水分蒸散量、顔および手の皮膚表面水分量、つや、粘弾性、皮膚疾患評価尺度 (Dermatology Life Quality Index) のスコア、かゆみの自己評価 (VAS) に影響は認められなかった。
 Biosci Biotechnol Biochem. 2019 Mar;83(3):538-550.

 →国立健康・栄養研究所>「健康食品」の安全性・有効性情報>
   https://hfnet.nibiohn.go.jp/

 

大学・研究機関等公表資料より

非喫煙女性の受動喫煙と糖尿病発症との関連(国立がん研究センター社会と健康研究センター)

 今回の研究は女性を対象に、本人にたばこを吸う習慣がなくても、夫が吸っているたばこの本数が多いと、その後の糖尿病のリスクが上昇するという傾向がみられました。また、職場など家庭以外の場所で、受動喫煙による糖尿病リスクへの影響も示唆されました。はっきりとしたメカニズムはわかっていませんが、これまで様々な研究から、能動喫煙によりインスリン抵抗性や血糖の上昇が誘導されることがわかっており、受動喫煙でも同じことが起きていると考えられます

 →予防研究グループ>多目的コホート研究>現在までの成果>
   https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8489.html

 

肥満関連遺伝子FTOに見られる遺伝子多型と大腸がん罹患リスクとの関連について(国立がん研究センター社会と健康研究センター)

 今回の研究から、肥満関連遺伝子FTOに見られる幾つかの遺伝子多型が大腸がん罹患リスクと関連している可能性が示唆されました。肥満関連遺伝子FTOのrs8050136多型がCAまたはAA型の人では、FTOの発現量が低下することによって細胞増殖を抑制する作用があると言われているアディポネクチンの働きがより低下する可能性があります。そのために、アディポネクチンの血中濃度が最も低値な人たちの間で大腸がんの罹患リスクがより上昇していたのかもしれません。

 →予防研究グループ>多目的コホート研究>現在までの成果>
   https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8488.html

 

十分なPCR検査の実施国では新型コロナの死亡率が低い:死亡者数からは、西洋とアジアでは感染の広がりは100倍違う(千葉大学)

 新型コロナ感染症で死亡者数を減らすためには PCR 検査の陽性率を低下させることが必要であり、そのためにはPCR検査数を濃厚接触者などで症状が見られていない者にまで幅広く拡充させることが急務であると結論します。

 →千葉大学>大学案内>広報活動>プレスリリース>
   http://www.chiba-u.ac.jp/general/publicity/press/files/2020/20200421covid19_PCR.pdf

 

PM2.5の濃度が高くなると心停止の発生が増える可能性があることを解明(国立環境研究所)

 日本でもPM2.5の濃度が高くなると院外心原性心停止が増える可能性があることを明らかにしました。

 →国立環境研究所>広報・イベント>新着情報>2020年度>
   http://www.nies.go.jp/whatsnew/20200415/20200415.html

 

水素水が持久運動のエネルギー消費量を有意に低減 (立命館大学)

 トライアスロン選手12名を対象とし、暑熱環境下(室温32℃、相対湿度50%)で最大酸素摂取量の65%相当の負荷で60分間のペダリング運動を実施しました。その後、毎分20Wずつの漸増負荷式の運動を行い、疲労困憊に至るまでの時間を評価しました。運動中は、電解水素水(水の電気分解によって生成されるアルカリ性で且つ抗酸化性を持つとされる水素分子(H2)を含む飲用の水)または、浄水を10分毎に体重1kgあたり2.0mlの量を摂取し、血液指標、エネルギー代謝、組織温等の変化を検討しました。
 運動中のエネルギー消費量は、電解水素水摂取時が浄水摂取時に比較して有意に低値を示しました(p=0.04)。このことは、電解水素水を飲んでいたほうが、同じ負荷の運動をするために必要なエネルギーが少なくて済むということになります(燃費がよい)。具体的には、電解水素水を飲用していると1分間あたりのエネルギー消費量が平均0.5kcal少なくて済みました。

 →立命館大学>プレスリリース(メディア向け)>
   http://www.ritsumei.ac.jp/profile/pressrelease_detail/?id=329