国立健康栄養研究所HPより

5月7日 カナダ保健省がkratom (クラトン) 関連の未承認製品に注意喚起

■注意喚起および勧告内容
2018年5月4日、カナダ保健省 (Health Canada) がkratomに関連する未承認製品3製品に注意喚起。カナダ保健省は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
製品名 Sāj Bali Kratom 、 Sāj Maeng Da Kratom 、 Sāj Thai Kratom

■解説
当該製品はカナダ国内の店舗で販売されていたが、カナダで販売が認められていないkratom (クラトン、別名:アヘンボク、学名:Mitragyna speciosa) を含む旨が記載されていたため、カナダ保健省によって販売店舗より押収された。kratomは経口摂取や吸入によって肝障害、心拍異常、呼吸抑制、嘔吐、不安、体重減少、便秘などの健康影響を引き起こす可能性があるほか、麻酔や興奮剤様の作用を有する。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。
カナダでは、販売が許可された健康製品(Health Products)には8桁の医薬品認証番号(Drug Identification Number (DIN))やNatural Product Number (NPN)、Homeopathic Medicine Number (DIN-HM)が表示されているので、カナダ保健省はその表示を確認するように勧告。
http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2018/66710a-eng.php

(KCコメント 日本では流通していないとは思いますが、個人輸入していないとは限りません。)

5月8日 厚生労働省と東京都が医薬品成分 (シルデナフィルなど) を含む製品に注意喚起

■注意喚起および勧告内容
2018年5月8日、厚生労働省と東京都が医薬品成分 (シルデナフィルなど) を含む製品「高麗人参 サポニン パワーに注意喚起。東京都は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関に受診するように勧告。

■解説
都内店舗において、過去に医薬品成分混入のために東京都および他県で注意喚起が出された製品と酷似している当該製品が発見され、検査を実施したところ、医薬品成分であるシルデナフィル、タダラフィルが検出された。東京都は販売店舗に対して、当該製品の販売中止と自主回収を指示した。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については報告されていない。
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11126000-Iyakushokuhinkyoku-Kanshishidoumayakutaisakuka/180508_tokyo.pdf

LINK de DIETより

肉のたんぱく質よりナッツのたんぱく質が心臓に良い?
  
肉類のたんぱく質が心疾患のリスクを高めるのに対して、種実類のたんぱく質は心臓の健康に有益であるようだ、という米国ロマリンダ大学などからの研究報告。
研究チームは、アドベンチスト健康研究-2の参加者で81,337名の男女のデータを解析した。食事調査は、食事摂取頻度調査票を用いて2002年と2007年の間に実施された。

平均9.4年の追跡調査期間中に、2,276名が心血管疾患(CVD)で死亡した。肉由来のたんぱく質を多く摂取した者は、CVDによる死亡リスクが60%高く、ナッツや種子由来のたんぱく質を多く摂取した者は、CVDによる死亡リスクが40%低かったという。穀類、加工食品、豆類(Legumes)・果実・野菜由来のたんぱく質とCVDには関連がみられなかった。

「食事中の脂肪が心血管系疾患のリスクに影響を与えることは頻繁に言われるが、たんぱく質もまた重要だがしばしば見過ごされがちな独立したリスク因子である」とギャリー・フレーザー博士は語っている。

「栄養学者は、伝統的に肉の脂肪は悪玉脂肪であるとか種実類の脂肪は善玉脂肪であるという風に言うことが多いが、今回の結果はより多くのことを示唆している。食事に含まれるたんぱく質の生物学的影響がおそらくもっと考慮される必要があるだろう。」

https://academic.oup.com/ije/advance-article-abstract/doi/10.1093/ije/dyy030/4924399?redirectedFrom=fulltext

適切な食事と運動は関節炎の症状を和らげる
  
1日1gの魚油が、変形性関節症の患者の痛みを減らす助けになるかもしれない、という英国サリー大学からの研究報告。
研究チームは、68件の先行研究の再解析によって、低用量の魚油サプリメント(標準カプセル1.5個分)が、変形性関節症の患者の痛みを減らす助けになり、心血管系の健康を改善する助けにもなることを発見したという。魚油に含まれる脂肪酸が関節の炎症を抑え、痛みを軽減する助けになるようだ。

研究ではまた、肥満患者の体重を減らすこと、患者に合わせたエクササイズを導入することも、変形性関節症の症状を和らげる助けになることも明らかになった。

筋力強化運動、柔軟運動、有酸素運動をカロリー制限ダイエットと組み合わせることは、肥満患者が痛みを減らすための効果的なアプローチであることが同定されたという。ただし、痩せの患者には有効性がみられなかった。

ケール、ホウレンソウ、パセリなどのビタミンKの豊富な食品を摂取することも変形性関節症の患者に有益であったという。ビタミンKは、骨や軟骨中に含まれるビタミンK依存性たんぱく質に必要である。

「良好な食生活と定期的な運動の重要性を過小評価するべきではない。それは我々の健康を保つだけでなく、本研究から明らかなように関節炎の痛みを伴う症状を緩和することができる。我々は我々が食べた物なのであり、我々の身体をきちんと動かすためには適切な量の栄養素を食品から摂取することが重要だ」と主任研究者のマーガレット・レイマン教授はコメントしている。

https://academic.oup.com/rheumatology/article/57/suppl_4/iv61/4975692