行政公表資料より

・先週は特にありませんでした。

 

大学・研究機関等公表資料より

発酵性大豆製品の摂取量と循環器疾患およびがん罹患との関連(国立がん研究センター社会と健康研究センター)

 男性では、総大豆食品の摂取量と循環器疾患のリスクとの関連は見られませんでしたが、女性では、発酵性大豆食品の摂取量が多いほど循環器疾患のリスクが低下し、さらに、発酵性大豆食品の中でも、納豆の摂取量が多いほど循環器疾患のリスク低下と関連が認められました。

 →予防研究グループ>多目的コホート研究>現在までの成果>
   https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8511.html

 

COVID-19の重症化を予測する液性因子の同定(国立国際医療研究センター)

 COVID-19の重症・重篤化へ至る患者は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した初期から、血液中のCCL17濃度が基準値以下になることがわかりました。重症・重篤化する患者は、その重症化の数日前に、インターフェロンラムダ3(IFN-λ3)、CXCL9、IP-10、IL-6が高値を示すことが明らかになりました。
 CCL17:特定の細胞を呼び寄せる作用を持つケモカインの一種です。喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の場合にこの値が高くなることが知られています。IFN-λ3ウイルスに感染した際に、それに対抗するために細胞が産生する分子です。インターフェロンには、複数の種類がありますが、ラムダ3はそのうちの1つです。
 CXCL9:特定の細胞を活性化させるケモカインの一種です。CXCL9は、特にTh1細胞の活性化を誘導することで細胞性免疫を誘導することが知られています。
 IP-10:インターフェロンの刺激を受けた細胞が産生する分子で、主にTh1細胞やNK細胞を呼び寄せる作用を持つケモカインの一種です。

 →国立国際医療研究センター>最新情報>新着情報>
   http://www.ncgm.go.jp/pressrelease/2020/20200924.html

 

世界初 低濃度オゾン水による新型コロナウイルス不活化を確認(藤田医科大学)

 オゾン濃度1.0mg/Lのオゾン水を10秒処理することで、感染性ウイルスは0.70%に、2.0mg/Lのオゾン水では0.1%未満にまで抑制されました。オゾン濃度0.4mg/Lでもウイルス力価は5.8%まで減少しました。

 →藤田医科大学>プレスリリース>
   https://www.fujita-hu.ac.jp/news/j93sdv0000007fdg.html

 

ブルーベリーに含まれるプテロスチルベンの免疫調節機能とその作用機序を解明(東京理科大学)

 天然化合物「プテロスチルベン」が免疫細胞の活性化を抑制することや、その作用機序を明らかにすると共に、マウスを用いた炎症性腸疾患モデルにおいて症状を抑えることを示しました。
 プテロスチルベンはレスベラトロールよりもさらに効果的な免疫抑制作用を持つことが明らかとなりました。RSVを用いた場合には若干T細胞の増殖が抑制されるのに比べ、PSBを用いた場合には、より効果的に抑制されることが分かりました。
 T細胞をTh1、Th2、Th17、Tregそれぞれに分化させる条件下にPSBを添加してその影響を解析したところ、Th1、Th17への分化は強く制限され、Th2にはほぼ影響がなく、Tregの場合は逆に分化が促進されるという興味深い結果となりました。

 →東京理科大学>TUS Today一覧>プレスリリース
   https://www.tus.ac.jp/mediarelations/archive/20200928_2020.html