健康被害の情報:国立健康・栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)

 

米国FDAとFTCが新型コロナウイルス対策に関連した虚偽の宣伝を行う製品に注意喚起(5月15日)

・注意喚起および勧告内容
 2020年5月11日、米国FDA(U.S. Food and Drug Administration)とFTC(Federal Trade Commission)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を予防または治療するなど虚偽の宣伝を行う製品「CORE」、「IMMUNE SHOT」に注意喚起。業者に再発防止策の提示を要求した。

・解説
 当該製品は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を予防または治療するなど虚偽に謳って販売されていた。業者(Fusion Health and Vitality LLC)が既に当該製品の販売を停止していたため、FDAは業者に再発防止策を提示するよう要求した。
 現在のところ、当該製品摂取との因果関係が疑われる健康被害については不明であるが、FDAは消費者に対して、健康被害を受ける可能性があることから、COVID-19の予防や治療、症状緩和などを標榜する製品には十分に注意するよう注意喚起している。

素材情報データベースから

「グルコサミン」 :安全性:医薬品等との相互作用
 高血圧、脂質異常症、糖尿病、狭心症、冠動脈ステント治療、脳梗塞発症歴があり、ワルファリン(抗凝固薬:CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4、P糖タンパク質基質)3.75mg/日服用中の81歳男性(日本)が、グルコサミンサプリメントを2ヶ月間併用(摂取量不明)したところ、INR上昇を認め、グルコサミンサプリメントの摂取中止によりINRは治療域に改善した。
 心臓 2018;50(2):197-202.

「レスベラトロール」:安全性:医薬品等との相互作用
 大動脈弁人工弁置換術後、発作性心房細動のためワルファリン(抗凝固薬:CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4、P糖タンパク質基質)4.25mg/日服用中の48歳男性(日本)が、レスベラトロール含有サプリメントを3週間併用(摂取量不明)したところ、INR上昇を認めた。サプリメントの摂取中止によりINRが一時低下するも再度上昇したため、ワルファリンを4mg/日に減量したところ、INRは治療域に改善した。
 心臓 2018;50(2):197-202.

「ショウガ(生姜、生薑)」:安全性:医薬品等との相互作用
 高血圧、心房細動のためワルファリン(抗凝固薬:CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4、P糖タンパク質基質)3.25mg/日服用中の64歳男性(日本)が、自作の酢ショウガ(酢、ショウガ、ハチミツを混ぜたもの)を5日/週併用(摂取量、期間不明)したところ、INR上昇を認め、酢ショウガ摂取を継続し、ワルファリンを2.75mg/日に減量したところ、INRは治療域に改善した。
 心臓 2018;50(2):197-202.

 

新型コロナウイルス感染予防の効果に関する情報

みそ、大豆
 現時点においてインフルエンザなどに対する予防効果を検討した報告は見当たらない。

ニコチアナミン(大豆などの成分)
 現時点においてインフルエンザなどに対する予防効果を検討した報告は見当たらない。

 

 →国立健康・栄養研究所>「健康食品」の安全性・有効性情報>
   https://hfnet.nibiohn.go.jp/

 

「LINK de DIET」より

鉄強化豆の食事はルワンダの貧血の女性の健康を改善

 鉄強化豆の18週間の摂取で、ルワンダの女子大学生の身体活動能力が改善された、というCIAT(国際熱帯農業センター)からの研究報告。低所得国における栄養欠乏に対する強化作物の可能性を示したものだという。 CIATの研究チームは、鉄欠乏のみられる16-25歳の女子大学生を対象にランダムに2群に分け、1群には、18週間にわたって、鉄分を強化した豆を、別の1群には強化していない豆を与えた。両群とも1日2回の食事を提供された。
 その結果、鉄強化豆を摂取した女性は、ヘモグロビンと体内鉄状態が回復し、歩行、清掃、その他の家事など軽度の身体活動時に必要なエネルギーが有意に低下した。
 「本研究は、生物学的に強化された豆が、若い女性の鉄貯蔵状態を効果的に改善して健康な将来の妊娠を確実にするだけでなく、定期的な摂取により、女性の労働から高い生産性を引き出すのに役立つことを確認するものだ」と共同研究者のマーシー・ルンガホはコメントしている。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト(2020.5.13)>
   https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=70518&-lay=lay&-Find.html

ベリー、リンゴ、茶がアルツハイマー病を予防?

 ベリー、リンゴ、茶などのフラボノイドの豊富な食品の摂取が少ない高齢者は、多い高齢者に比べて、2-4倍アルツハイマー病を発症するリスクが高いかもしれない、という米国農務省人類栄養研究センターからの研究報告。
 研究チームは、米国の大規模疫学研究であるフラミンガム心臓研究子孫コホートのデータを解析した。
2,801名(平均年齢59.1歳、52%が女性)を平均19.7年追跡調査した結果、193件のアルツハイマー病とその関連認知疾患(ADRD)事象が発生した。うち158件がアルツハイマー病だった。
 種々の関連因子と食事因子で調整後、フラボノイド摂取量で4群に分けると、最も高かった群は、最も少なかった群に比べて、ADRDのリスクが46%低かったという。同様にアントシアニンの摂取量が最も高かった群は、最も低かった群に比べて、ADRDのリスクが76%低かった。フラボノイドポリマーの場合には、42%低かった。アルツハイマー病のみに限っても結果は同様であったという。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト(2020.5.13)>
   https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=70520&-lay=lay&-Find.html

アルコール摂取と脳卒中リスク

 アルコール摂取量の増加は、脳卒中と末梢動脈疾患の発症リスクの増加と関連しているようだ、というスウェーデン・カロリンスカ研究所などからの研究報告。
 観察研究では、アルコールの大量摂取が特定の心血管疾患のリスク増加と関連していることが一貫して示されているが、この研究法では因果関係を特定できない。今回スザンナ・ラーソン准教授らの研究チームは、メンデルランダム化と呼ばれる別の研究方法を使用して検討を行った。この方法は潜在的なリスク因子との関連が明らかにされている遺伝子変異を特定し、それに関わる潜在的な疾患リスクの程度を推定するものである。 研究チームは、英国の50万人のデータを登録した英国バイオバンクの遺伝子データを解析して、次のような結果を得たという。
 ・大量のアルコール摂取は末梢動脈疾患のリスクを3倍高める
 ・脳卒中のリスクを27%高める
 ・冠動脈疾患、心房細動、大動脈瘤のリスクも高めるようだ
 研究チームは、本研究が、大量のアルコール摂取と脳卒中、末梢動脈疾患のリスクが関連しているメカニズムはおそらく血圧を介するものであることを示唆するものだと述べている。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト(2020.5.14)>
   https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=70544&-lay=lay&-Find.html

カフェインと尿酸がパーキンソン病を予防する!?

 二つのプリン体、カフェインと尿酸がパーキンソン病のリスク低下と関連しているかもしれない、という米国ハーバード大学からの研究報告。
 研究チームは、369名の突発性パーキンソン病患者と197名の健常者を対象に、横断的症例対照研究を実施した。参加者は全員、ハーバード生体指標研究(HBS)コホートの参加者だった。
尿酸塩は、HBS研究の最初の訪問時に採血した血漿検体を用いて測定した。カフェイン摂取量は、やはり初回訪問時の準定量的調査票から計算された。
 解析の結果、カフェインの摂取は、突発性パーキンソン病患者で低い傾向がみられたという。年齢、性別、BMI、血漿中尿酸塩濃度で調整後も、カフェインは容量依存的にパーキンソン病の発症リスクの低下と有意に関連がみられた。最もカフェイン摂取量の少なかった人に比べて、最も多かった人は、パーキンソン病の発症リスクが70%以上低かったという。同様の関連が、血漿中尿酸塩濃度とパーキンソン病の葉症リスクにもみられたという。この関連は男女ともに見られた。
 研究チームは、尿酸値を高める最近の大規模臨床試験では、パーキンソン病患者に有効性が実証できなかったと警告している。つまり、今回の研究では、パーキンソン病と尿酸値の低下の関連性が示唆されているが、尿酸値を高める戦略は有害である可能性があり推奨できないという。カフェインについては、長期の臨床試験がまだないため、同様にカフェイン摂取量を増やすことも推奨できないという。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト(2020.5.15)>
   https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=70573&-lay=lay&-Find.html
   
甘い飲み物、毎日1杯以上で心血管疾患リスクか

 毎日1杯以上、砂糖入りの飲料を飲む人は、そうでない人に比べて心血管疾患リスクが高くなることが明らかに。特に砂糖入り果汁飲料の場合、リスクがより高まっていたという。米カリフォルニア大学が女性を対象に行った研究。
 この研究は、1995年に開始され現在も継続中の調査で、カリフォルニア州の女性教員10万6000人以上を対象としている。対象者の平均年齢は52歳で、研究開始時点で心臓病やの脳卒中、糖尿病の既往歴はなかった。
今回、種類を問わず砂糖入り飲料を毎日1杯以上飲む人は、ほとんど、または全く飲まなかった人に比べて閉塞した動脈を開くための血管形成術などの血管再建手術が必要になるリスクが26%、脳卒中リスクが21%高くなることがわかった。この研究において、砂糖飲料は「ジュース類、または砂糖入りの飲料水・茶・果汁飲料」と定義し、100%果汁飲料は対象外とした。
 飲料の種類によってもリスクに違いがあった。砂糖入り果汁飲料は、毎日1杯以上で心血管疾患リスクが42%高くなっていた。毎日炭酸飲料などの清涼飲料を飲む人では、心血管疾患全般のリスクが23%高くなっていた。さらに、血液中の糖分が多すぎると、酸化ストレスと炎症、インスリン抵抗性、不健康なコレステロールプロファイル、2型糖尿病、ほとんどの心血管疾患のもとになるアテローム性動脈硬化症の発症に強く関連する状態に関連してくるという。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト(2020.5.15)>
   https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=70575&-lay=lay&-Find.html