健康被害の情報:国立健康・栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)

・先週は特にありませんでした

 

◆「LINK de DIET」より

地中海型食生活は腎臓移植患者の健康維持に役立つ?

 地中海型食生活の順守は腎臓移植患者の腎機能の低下を抑えるかもしれない、という蘭フローニンゲン大学からの研究報告。
 研究チームは、632名の腎臓移植患者(最低1年以上機能)に食事調査を実施して、9点満点の地中海型食生活スコアを計算した。平均5.2年間の追跡調査期間中に、119名が腎機能の低下を経験した(76名は腎不全を発症した)。地中海型食生活スコアは、腎機能の低下と逆の相関がみられたという。2点下がるごとに腎機能低下リスクは29%低下し、腎不全リスクは32%低下した。
 「地中海型食生活の心血管系及び腎臓への健康利益を証明する科学的なエビデンスが増加している。本研究において、我々は腎臓移植患者が高度に地中海型食生活を実践すると移植腎機能の低下が少なくなることを証明した」と主任研究者のアントニオ・ゴメス=ネト医師はコメントしている。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト (2020.1.22)
   http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=69265&-lay=lay&-Find.html

マグネシウムと冠状動脈性心疾患の関係

 閉経後の女性において、食事性マグネシウムと致命的な冠状動脈性心疾患との有意な負の関連性が認められたという、ブラウン大学アルパート医科大学等からの報告。マグネシウムと心臓突然死には負の関連性が認められたが有意差は認められなかったという。
研究では、閉経後女性153,000名以上を対象に、その後10.5年間フォローアップし、ベースラインでのマグネシウム摂取と致命的な冠状動脈性心疾患の発症、心臓突然死との関連とを調査した。
 結果は、マグネシウム摂取量の増加は、致命的な冠状動脈性心疾患、心臓突然死のリスク低下と関連性(冠状動脈性心疾患は有意差あり、心臓突然死は有意差なし)が認められた。
 「今回の関連性を確認し、今後の研究で、マグネシウム補給が、高リスクの女性の致命的な冠状動脈性心疾患のリスクを減少させるかどうかどうかテストする臨床試験を検討する必要がある」とスーザンG.コーンスタイン医師は述べている。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト (2020.1.21)
   http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=69259&-lay=lay&-Find.html

妊娠中の肥満は、息子の発達とIQの遅れに関連する?!

 妊娠中の肥満は、数年後の子供の発達に影響を与える可能性があるようだ、というコロンビア大学等からの報告。母親が妊娠中、重度の過体重であると、生まれた子が男子の場合、未就学時の運動能力の遅れと7歳時のIQの低さが認められたという。
 研究では、1998年から2006年、妊娠後半に登録されたアフリカ系アメリカ人とドミニカ人の女性の前向き低所得コホートからのデータを使用した。神経発達は、子供が約7歳の時、ウェクスラー知能スケールを使用し、測定した。人種、民族性、配偶者の有無、主産時の妊娠年齢、母親の教育歴、母親のIQを調整し、妊娠中のBMI、体重増加と子供の神経発達間との関連を調査したという。
 結果は、3歳時の子供の運動能力を測定したところ、妊娠中の肥満は、男児の運動能力の低さと強い関連性が認められたという。さらに、7歳時、男児に比し、女児ではIQが高かった。妊娠中に体重が正常だった母親の男児と比し、妊娠中に過体重、肥満だった母親の男児は、IQテストで5点以上低いスコアだったという。この関連性は、女児では認められなかった。妊娠中の体重増加は、男女とも、IQとは関連性が認められなかった。今回の結果は、妊娠中の過体重と肥満の有病率の生まれてくる子供の早期の認知機能発達への長期的影響を考えると重要であると述べている。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト (2020.1.20)
   http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=69245&-lay=lay&-Find.html