健康被害の情報:国立健康・栄養研究所HPより
(外国のバイアグラ関係成分含有のサプリメントの注意喚起は掲載していません)

「プラセンタ、胎盤」危険情報:被害事例(素材情報より)
・61歳女性(日本)がプラセンタサプリメントを摂取したところ(期間、摂取量不明)、呼吸困難感を訴え受診。検査所見より自己免疫性肺胞蛋白症と診断され、摂取中止により改善した。
  気管支学 2016.05(0287-2137)38巻Suppl.PageS333.

 →国立健康・栄養研究所>「健康食品」の安全性・有効性情報>
   https://hfnet.nibiohn.go.jp/

 

「LINK de DIET」より

活動的であることは前立腺がんのリスクを軽減する?

 活動的であることは、前立腺がんのリスクを軽減するようだ、という英国ブリストル大学からの研究報告。
 既に、研究チームは、世界がん研究基金(WCRF)の報告から前立腺がんリスク因子を同定しており、今回はこのリスク因子に因果関係が見られるかどうかを、メンデルランダム化(MR)分析によって検討した。対象者は、PRACTICALおよびGAME-ON/ELLIPSEの参加者で前立腺がん患者79,148名対対照者61,106名および悪性前立腺がん患者15,167名対対照者58,308名である。再現性の確認には、英国バイオバンクの前立腺がん患者7,844名と対照者204,001名のデータを用いた。
 WCRFは、57の潜在的リスク因子を同定しており、そのうち22を一塩基多型を用いたMR分析に使用した。その結果、研究チームは、全前立腺がんリスクについて、以下の因子に因果性を認めたという。

 ・加速度計計測身体活動量(OR=0.49)
 ・血清鉄(OR=0.92)
 ・BMI(OR=0.90)
 ・一価不飽和脂肪酸(OR=1.11)
 
 英国バイオバンクのデータによる再現分析でも、主分析の結果と同様の結果が得られたという。なお、悪性前立腺がんについては、身長が高いことにがんリスクを低下させる効果がみられた(OR=1.07)。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト (2020.1.9)
   https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=69165&-lay=lay&-Find.html

超加工食品の摂取量が多いと2型糖尿病が増加するかも

 スナック菓子などの超加工食品の摂取量が多い人では、糖尿病のリスクが増加した、という仏パリ大学からの共同研究報告。
 対象者は、フランスのインターネットべースの大規模コホート研究(French NutriNet-Sante cohort 2009-2019)に参加した18歳以上の104,707人(平均年齢42.7歳)であった。研究では、対象者の超加工食品の摂取と2型糖尿病のリスクとの関連を検討した。食品摂取量は、24時間思い出し法を用いて算出した。超加工食品とは、防腐剤や着色料、乳化剤などを含む加工食品や加糖飲料のことである。スナック類や菓子類のほか、調理済みの肉や魚、ハムやソーセージ、インスタント食品なども含まれる。
 平均6.0年の追跡調査の結果、超加工食品(特に、炭酸飲料、エナジードリンク、人工甘味料入り飲料などの甘い飲料、香料などの入った乳製品、乳化剤の入ったソースやドレッシング類)を多く摂取した人では、2型糖尿病のリスクが有意に高いことが明らかになったという。
 本研究は、大規模観察的前向き研究であり、別の集団、セッティングでの検証が求められるが、栄養政策担当者が超加工食品の摂取を制限するよう推奨することを支持するエビデンスを供給するものである、と研究チームは結論付けている。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト (2020.1.7)
   https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=69138&-lay=lay&-Find.html

妊娠中の夜食、食事の質の低さは、妊娠後の体重増加・保持と関連する?!

 妊婦が毎日7時以降に多くの食物を摂取したり、質の低い食物摂取であると、分娩後体重保持(出産後18カ月で5kg以上保持)する可能性が3倍以上であるという、シンガポール、KK女性を子供病院等からの報告。
 食事の量と質、食事のタイミング、食事頻度は、体重コントロールに影響を及ぼす可能性があると報告されているが、妊娠中のこれらの要因が、出産後、母体の体重維持に影響を与える可能性があるかどうかは、これまで明らかになっていない。そこで、研究者らは、アジアのコホートを用いて、母体の妊娠中の概日食パターン、食事の質と18カ月時の分娩後体重保持(PPWR)との関連を調査したという。今回の研究対象者は、687名であり、食事パターンと食事の質は、妊娠26週から28週の時、24時間思い出し法を用いて評価した。PPWRは、産後18か月の体重から妊娠初期の母体の体重を差し引き算出、PPWRの定義として妊娠初期から産後18か月まで5kg以上の体重保持とした。
 結果は、女性の16%が、PPWRを有していた。交絡因子で調整後、夜食(夜食のエネルギー摂取増加によって定義)、食事の質の低さ(健康的な食事指数のスコアにより中央値によって定義)は、PPWRの高リスクと独立して関連していたという。PPWRと夜間の絶食期間と食事回数との関連は観察されなかった。
 「今回の研究結果より、出産後の望ましくない体重増加と保持防止するために、妊娠中の女性は、母親と赤ちゃんのどちらにとっても十分な栄養を摂取し、以下の食生活を取り入れることを推奨する」と、ファビアン・ヤップ准教授とロイ・シー・リン博士は述べている。
(1)妊娠中は適切な食事を摂ること。
(2)全粒穀物、果物、野菜、低脂肪乳製品をより多く摂ること。
(3)脂肪分が多く、塩辛く、甘い食品を減らすこと。
(4)夕食の食事時間を早めにするか、夜は軽食を摂ること。
(5)規則正しくに食事を摂ること。

 →LINK de DIET>ニュースセレクト (2020.1.9)
   https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=69166&-lay=lay&-Find.html