◆大学・研究機関等の公表より

 

○ヒト臨床試験でミドリムシの継続摂取が脳の状態に効果的に寄与することを確認((株)ユーグレナ)

 年齢が50歳以上70歳未満の健康上問題のない閉経後の女性62人を対象に、朝昼夕食後の1日3回1 gずつ、ユーグレナ粉末もしくはプラセボ粉末を24週間継続摂取し、摂取前および摂取開始後24週目までの期間中に、①血液検査、②脳と身体の動き(認知機能)に関するテスト、③心理的な健康状態等に関する質疑を行いました。なお、試験は二重盲検プラセボ対照比較試験で実施しました。
 ユーグレナ粉末を継続摂取することで、以下の結果が示されました。
 ① 脳細胞の増加に不可欠なたんぱく質である血中のBDNFの上昇
 ② 脳からの指令で身体が動く速度(認知機能速度・運動速度)の向上
 ③ 健康関連QOL(生活の質)としての心の健康スコアの改善

 →(株)ユーグレナ>ニュースリリース>健康寿命を支えるスッキリや機敏さ、いきいきへ!
ヒト臨床試験により、ミドリムシの継続摂取が脳の状態に効果的に寄与することを確認しました(2019.05.28)
  https://www.euglena.jp/news/20190528/

 

○身体活動量計を用いて、生活リズムとメンタルヘルスの関係を解明 (花王(株))

 20~60代の職域(働く)世代における対象者1,521名(男性:855名、女性:666名)において、メンタルヘルスの不調の程度の判定にストレスチェックを用いて高ストレスの有無の判定を行ない、
 ・高ストレス判定者群99名(男性:52名、女性:47名)
 ・健常者群1,422名(男性:803名、女性:619名)
に対して、就業日と休業日の場合に分けて、1日の歩数(3時間毎の歩数)を比較しました。
 その結果、高ストレス判定者群は、健常者群に比べて、休業日の朝(6-9時)の歩数が、有意に少ないことがわかりました。

 → 花王(株)>ニュースリリース>身体活動量計を用いて、生活リズムとメンタルヘルスの関係を解明(2019.05.31)
  https://www.kao.com/jp/corporate/news/2019/20190531-001/

 

◆「LINK de DIET」より

 

○高齢女性においては、死亡率低減のために1日当たり1万歩は必要ではない?!
  
 4,000歩/日歩いた女性は、2,700歩/日歩いた女性より、死亡率が低かったという、ブリガム・アンド・ウイメンズ病院等からの報告。歩数が増加するに従い、死亡リスクは減少し続けたが、7,500歩/日で横ばいとなった。

 今回の研究では、1日あたりの歩数、歩数強度と全死因との関連を調査したという。対象者は、前向きコホート研究である女性の健康研究に含まれ、2011年から2015年まで7日間、起床時間に加速度計の着用に同意した米国女性18,289名である。装具の着用を遵守していた女性16,741人を分析した。平均年齢は72歳である。
 結果は、高齢の女性においては、約2,700歩/日の歩行と比し、約4,400歩/日の歩行が、死亡率の低下と有意に関連していたという。歩数がより多くなると死亡リスクは減少し続けたが、約7500歩/日で横ばいとなった。歩数強度は、1日当たりの総ステップ数で計算後、死亡率の低さとは、明らかに関連していなかった。

 → LINK de DIET>ニュースセレクト>高齢女性においては、死亡率低減のために1日当たり1万歩は必要ではない?! (2019.5.31) 
   http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=66978&-lay=lay&-Find.html

 

○全粒穀物は腸のセロトニン生産を変えて健康に貢献する!?
  
 全粒のライ麦パンを食べる成人は、食物繊維の少ない小麦パンを食べる人に比べて血中のセロトニン濃度が低いようだ、という東部フィンランド大学からの研究報告。

 研究チームは、15人の成人を対象に、ランダム化クロスオーバー臨床試験を実施した。参加者は、1日6-10枚の低繊維小麦食パンか、同僚の全粒ライ麦パンを、ランダムな順番で、各々4週間にわたって摂取し、期間の終わりに採血して血漿代謝産物が分析された。
 その結果、全粒ライ麦パンの摂取は、低繊維小麦パンに比べて、特にセロトニン濃度を有意に低下させることが明らかになった。
 マウスを用いた動物実験でも、全粒ライ麦の摂取は、腸内のセロトニン濃度を有意に低下させることがわかった。
 「全粒穀物は糖尿病のリスクを減らすことが知られているが、その効果の一部はセロトニン濃度の低下が原因である可能性がある」と主任研究者のカティ・ハンヒニーバ研究員はコメントしている。

 → LINK de DIET>ニュースセレクト>全粒穀物は腸のセロトニン生産を変えて健康に貢献する!? (2019.5.28) 
   http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=66950&-lay=lay&-Find.html