◆大学・研究機関等公表資料より

○酸化成分を低減したクロロゲン酸類含有飲料の単回摂取による血管内皮機能への効果を検証 (広島大学)

酸化成分を低減したクロロゲン酸類含有飲料の単回摂取によって血管内皮機能が改善すること、および、焙煎により生成する酸化成分がクロロゲン酸類の血管内皮機能改善効果を弱めることが示唆されました。

 →広島大学>【研究成果】酸化成分を低減したクロロゲン酸類含有飲料の単回摂取による血管内皮機能への効果を検証
 https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/50308

 

○国立栄研サイトの基礎知識「特定保健用食品 (トクホ) の上手な利用法 (Ver.190405)」がリニューアル

 国立健康・栄養研究所>「健康食品」の安全性・有効性情報>基礎知識の、標記コンテンツがリニューアルされました。
 → https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail1026.html

 平成30年度末に公表された「特定保健用食品の安全性・有効性に係る情報公開の拡充に向けた調査事業 全体報告書」(平成30年3月)を受けての取り組みの一つだと思われます。

 

○国立栄研サイト、「話題の食品・成分」に、エナジードリンクの項が新規収載されました
「国立健康・栄養研究所>「健康食品」の安全性・有効性情報>エナジードリンクについて」(Ver.190402)
 →国立健康・栄養研究所>「健康食品」の安全性・有効性情報>話題の食品・成分(その他)
 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail3942.html.html

 ※.以下抜粋。
 ・どんな健康被害が起きているの?
 エナジードリンクを多量に摂取すると、主な含有成分であるカフェインによって健康を害することがあります。カフェインを過剰摂取した場合の症状としては、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、血圧上昇、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等があげられます 。
 (日本での症例)
 日本の男性の症例で、眠気覚ましを目的とした日常的なエナジードリンクの摂取に加え、エナジードリンクとカフェイン錠剤を併用したことによるカフェイン中毒を生じた。

◆「LINK de DIET」より

○ナトリウムとカリウム排泄量と循環器疾患発症および全死亡率との関連

 尿中に排泄されたナトリウムとカリウムは摂取量の代替指標として用いられる。尿中ナトリウム排泄量とカリウム排泄量と循環器疾患の発症と全死亡について検討した結果、ナトリウム排泄量が3-5g/日かつカリウムを多く摂取していた場合に、循環器疾患の発症・死亡リスクが最も低かった、というカナダ・マクマスター大学からの研究報告。

 近年、世界保健機構(WHO)では、成人の食塩摂取量は2.0g未満、カリウム摂取量は3.5g以上を推奨している。
 本研究では、世界中の観察研究から、様々な国民所得の国を含めた18研究をもとに検討した。対象者は、空腹時の尿サンプルを採取した10万3,570人であった。
 ナトリウムとカリウムの24時間尿中推定排泄量(摂取量の代替指標として用いられる)と全死亡、または循環器疾患の発症との関連を検討した。推定ナトリウム尿中排泄量は、3g/日未満、3-5g/日未満、5g/日以上の3群に分け、カリウムの排泄量は、中央値である2.1g/日以上と未満に分けた。
 その結果、WHOの推奨する推定カリウムとナトリウム排泄量を満たした者の割合は、0.002%ととても少なかった。
 ナトリウム、カリウム排泄量を組み合わせた場合、食塩摂取量3-5gが最も循環器疾患の発症と死亡リスクが低く、J字型の作用曲線であった。また、ナトリウム排泄量が高い群でも、カリウム排泄量が高いと循環器疾患リスクの上昇は弱くなった。
 本研究の結果においても、カリウム摂取量を増やすこと、ナトリウム摂取量が5g/日以上の者は減らすことが支持されており、これらは、健康的な食事パターンでもあると結論づけている。
 → LINK de DIET>ニュース詳細>ナトリウムとカリウム排泄量と循環器疾患発症および全死亡率との関連(2019.03.29)
 http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=66498&-lay=lay&-Find.html

○きのこの摂取は、認知機能低下リスクを減らすかも?!
  
 きのこを1週間に300g以上摂取した高齢者が、軽度認知障害を有するリスクが半減していたという、シンガポール国立大学等からの報告。

 研究では、きのこの摂取量と軽度認知障害との関連を横断的に調査した。対象者は、シンガポールにおいて「食事と健康的な老化研究」(Diet and Healthy Aging (DaHA) study)に参加した60歳以上の663名である。
 結果は、きのこの摂取が週1回未満の者と比し、きのこの摂取が週2回以上摂取した者は、MCIを有する傾向が50%低かったという。この関連は、年齢、性別、教育、喫煙習慣、飲酒、高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中、身体活動、社会活動等調整しても結果は変わらなかった。
今回の横断的データは、神経変性の遅延において、 きのこと生理活性物質の潜在的役割を支持するとのことである。
 「エルゴチオネイン(ET)と呼ばれている化合物に、我々は非常に興味を持っている。ETは、抗酸化能、抗炎症能を有し、人間が作成することができないが、食事から摂取することが可能である。主要な1つがキノコである」と共同研究者のアーウィン・チア博士は述べている。
 → LINK de DIET>ニュース詳細>きのこの摂取は、認知機能低下リスクを減らすかも?!(2019.03.27)
 http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=66469&-lay=lay&-Find.html

○地中海ダイエットはわずか数日でも持久力を高める!?

 地中海型ダイエットは、アスリートの持久運動能力を、わずか4日間で有意に高めてくれるようだ、という米国セントルイス大学からの研究報告。

 研究チームは、女性7名、男性4名を対象にランダム化シーケンスクロスオーバー臨床試験を実施した。参加者は2回、トレッドミル上で5kmランニングしたが、1回は地中海型ダイエットを4日間食べた後に、別の1回は西洋型ダイエットを4日間食べた後に、それぞれ実施した。
その結果、両者では心拍数、運動強度は同じであったにも関わらず、地中化型ダイエット後の5km走行タイムは、西洋型のそれよりも、平均6%速かったという。
 「本研究は、健康に良いといわれる食事法が、運動パフォーマンスにも良いというエビデンスを提供するものである。アスリートは不健康な食事をすることが多いが、彼らが健康的な食事をするための動機がまたひとつ加わった」と主任研究者のエドワード・ワイズ教授はコメントしている。
 → LINK de DIET>ニュース詳細>地中海ダイエットはわずか数日でも持久力を高める!?(2019.03.26)
 http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=66455&-lay=lay&-Find.html