◆大学・研究機関等公表資料より

○健康で正常体重の日本人男性でも脂肪組織に障害
 ~太っていなくても生活習慣病になりやすいメカニズムの解明~ (順天堂大)

 非肥満者で健康な人50名以上を対象に世界でも前例のない規模で調査を実施し、健康で正常体重の日本人男性の中にも、脂肪組織の貯蔵能力が低下していて、軽度の代謝異常になる人がいることを世界で初めて明らかにしました。
・正常体重で健康な人でも、脂肪組織の貯蔵能力が低下した人がいることが明らかに
・脂肪組織インスリン抵抗性は、体脂肪増加、低体力、筋インスリン抵抗性などと関連する
・軽度の肝脂肪蓄積・中性脂肪の上昇は脂肪組織インスリン抵抗性のマーカーになりうる

 →学校法人順天堂>プレスリリース 大学・大学院>2019.03.05
 https://www.juntendo.ac.jp/news/20190305-01.html

 

○高齢者における複数の慢性疾患併存の社会的影響
 年間医療費のみならず年間介護給付費も高額 (日本医療研究開発機構)

 後期高齢者において多疾患併存の度合いが高いほど、年間医療費のみならず年間介護給付費も高額であり、結果として年間医療・介護給付費の合計も高額であるという結果が得られました。

 →国立研究開発法人 日本医療研究開発機構>プレスリリース(平成31年3月7日)
 https://www.amed.go.jp/news/release_20190307.html

 

◆「LINK de DIET」より

○ナッツを食べることは糖尿病患者の心血管疾患リスクを減らす
 ナッツ、特にツリーナッツを食べることは、2型糖尿病患者の心血管疾患の発症リスクを低下させる効果があるかもしれない。米国ハーバード大学からの研究報告。

 2型糖尿病は、高コレステロール血症、心筋梗塞、脳卒中などのリスクを高めることが知られている。
 研究チームは、2型糖尿病の男女16,217名の診断前後の食生活について調査した。追跡調査期間中に、3,336名が心血管疾患を発症(冠動脈疾患2,567名、脳卒中789名)し、5,682名が死亡(心血管疾患による死亡1,663名、がんによる死亡1,297名)した。
 データ解析の結果、糖尿病診断前後でナッツの摂取量に変化が無かった患者と比較して、診断後にナッツの摂取量を増やした患者は、心血管疾患のリスクが11%低かった。心血管疾患による死亡リスクは25%低かった。
 クルミ、アーモンド、ブラジルナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ、ペカンナッツ、マカデミアナッツ、ヘーゼルナッツ、パインナッツなどのツリーナッツは、ピーナッツに比べて、より強く心血管疾患のリスクを低下させたという。

 →LINK de DIET>ニュース詳細>ナッツを食べることは糖尿病患者の心血管疾患リスクを減らす(2019.3.6)
 http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=66270&-lay=lay&-Find.html

 

○ブルーベリーの「青」は血圧を下げるのに役立ちます
 健康な人が、ブルーベリーを毎日200g、1カ月間食べた結果、血管機能が改善され、収縮期血圧が低下した、という英国キングズコレッジロンドンからの研究報告。

 研究チームは、40名の健常者を対象にランダム化プラセボ対照臨床試験を実施した。1群には200gのブルーベリーを含む飲料、別の1群はプラセボの飲料を、1か月にわたって毎日摂取した。
 その結果、ブルーベリー飲料を摂取後2時間で血管への影響がみられ、それは1か月後も持続していた。その間に血圧は5mmHg 低下した。これは降圧剤に匹敵する効果である。
 精製アントシアニン(ブルーベリーの青い色素)を添加した飲料でも内皮機能の改善がみられた。対照の食物繊維、ミネラル、ビタミンを含むがアントシアニンは含まない飲料には効果が見られなかった。
 「すべての有効性を得るためには丸ごとのブルーベリーそのものを摂取するのが最も良いが、我々の研究ではアントシアニンがその多くを説明することを発見した」と筆頭研究者のアナ・ロドリゲス=マテオス博士はコメントしている。

 →LINK de DIET>ニュース詳細>ブルーベリーの「青」は血圧を下げるのに役立ちます
 http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=66287&-lay=lay&-Find.html