〇国立医薬基盤・健康・栄養研究所HPより

◆カナダ保健省が、未承認のヒト胎盤 (プラセンタ) 製品について注意喚起

 2018年11月27日、カナダ保健省 (Health Canada) が、未承認のヒト胎盤 (プラセンタ) 製品摂取のリスクについて、注意喚起を行いました。

 カナダ保健省は、国内において経口摂取を意図したヒト胎盤製品が販売されていることを把握しているが、現在のところ、ヒト胎盤の健康製品としての販売は認可していない。
 ヒトの胎盤は、感染症の原因となる細菌やウイルスに汚染されている場合があり、米国では、胎盤製品を摂取していた母親の乳児が、製品に混入していた細菌に感染し入院した症例が報告されている。また、ヒト胎盤製品は、産後のうつの防止、エネルギー増強、母乳分泌促進などの効果を標榜して販売されているが、現時点でヒト胎盤を摂取することによる有効性の科学的根拠はなく、このような製品に頼ることで深刻な健康問題に対する治療の機会を遅れさせる可能性が危惧される。
 カナダ保健省は、適切な健康製品や医薬品を選択できるよう、保健医療の専門職に相談するように助言している。
 https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2018/68368a-eng.php

◆「健康食品の素材情報データベース」の更新から
「セイヨウシロヤナギ」安全性:医薬品等との相互作用
・28ヶ月齢男児 (カナダ) が、上気道症状のためアセトアミノフェン (解熱鎮痛薬) とともにセイヨウシロヤナギの樹皮を含む茶を与えられたところ、肝障害、切迫性脳ヘルニアを呈し、治療を受けたが改善せず死亡した。アセトアミノフェンとセイヨウシロヤナギに含まれるサリチル酸の相互作用により劇症肝炎を呈したと考えられた。
・素材情報データベース:セイヨウシロヤナギ
 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail1718.html
・Pediatr Int. 2017 Jun;59(6):743-745.
 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28436611?dopt=Abstract