国立健康栄養研究所HPより

6月4日 オーストラリアTGAが医薬品成分 (フロセミドなど) を含む製品に注意喚起

■注意喚起および勧告内容
2018年6月2日、オーストラリアTGA (Therapeutic Goods Administration) が医薬品成分 (フロセミドなど) を含む製品「Solve Botanical Slimming capsules」に注意喚起。オーストラリアTGAは当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。

■解説
当該製品を分析したところ、医薬品成分であるフロセミド、フェノールフタレイン、パラセタモールが検出された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。
https://www.tga.gov.au/alert/solve-botanical-slimming-capsules

(KC ダイエット用サプリメントなのでしょうが、どれくらいの量が入っているかわかりませんが、きっと効果はありますね。個人輸入をしている人がいないことを祈るばかりです。)

6月6日 オーストラリアTGAが緑茶抽出物を含む製品の肝障害リスクについて注意喚起

■注意喚起および勧告内容
2018年6月5日、オーストラリアTGA (Therapeutic Goods Administration) が、緑茶抽出物を含む製品の使用による肝障害リスクについて注意喚起。

■解説
これは、緑茶抽出物 (Camellia sinensis (green tea) extract) 使用との関連が疑われる肝障害が各国で報告されていることを受けてオーストラリアTGAが公表したもの。オーストラリアでは、緑茶抽出物を含む267製品が体重管理のサポートや抗酸化物の供給源などの低リスク医薬品として豪州医療製品リスト (Australian Register of Therapeutic Goods) に登録されている。現時点までに、オーストラリアTGAには緑茶抽出物含有製品の摂取が関連した肝障害が20件報告されており、19件では濃縮された緑茶抽出物を含む製品を摂取されていた。また、17件は複数の製品や多数の有効成分を含む製品を摂取しており、3件は緑茶抽出物のみを有効成分とする製品を単独で摂取していた。

オーストラリアTGAは、緑茶抽出物を含む製品の使用による肝障害について、稀であるが発症の予測が困難であるとして、このような製品を使用していて肝障害が疑われる症状を生じた場合にはすぐに使用を中止して医療機関を受診するよう注意喚起している。
なお、緑茶抽出物を含むナチュラルヘルス製品の肝毒性については、カナダ保健省や欧州食品安全機関 (European Food Safety Authority) からも注意喚起が出されている。
https://www.tga.gov.au/alert/camellia-sinensis-green-tea-extract

(KC 緑茶抽出物の注意喚起は、カナダ以外から、以前から報告あります。食習慣の違いなのか、日本では報告ありません。)

6月8日 シンガポールHSAが基準値以上のヒ素を含む製品の自主回収情報を公表

■注意喚起および勧告内容
2018年6月6日、シンガポールHSA (Health Science Authority) が基準値以上のヒ素を含む2製品 (Herba Banyumas Kapsul Tongkat Ali Power Plus、Herba Banyumas Kapsul Tongkat Ali Super Power Gold)の自主回収情報を公表。シンガポールHSAは当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
■解説
当該製品を検査したところ、基準値以上のヒ素が検出されたため、全バッチを対象に業者による自主回収が実施されている。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害は不明。
http://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail3759.html

LINK de DIETより

ダイエットする10代女子と不健康な行動
  
ダイエットの経験がある10代の女子は、喫煙や過剰飲酒、朝食欠食などの健康に悪い行動を取りやすいことがわかったという。カナダ・ウォータールー大学の研究。
この研究は、オンタリオ州の女子高生3300人以上を対象に行い、研究開始時にダイエットをしていなかった女子と比べ、ダイエットをしていた女子がその3年後に健康リスクのある行動をとっている確率が高いことを明らかにした。ダイエット経験者は、そうでなかった者に比べて喫煙と朝食欠食をしていた割合が1.6倍、喫煙と過剰飲酒をしていた割合が1.5倍だったという。

著者のラフォール氏は「ダイエットをしていたことと喫煙や欠食に関連があるのは当たり前のようにみえますが、過剰飲酒についてはそれほど明白ではありません。わたしたちの知見では、ダイエットやその他の不健康な行動は、共通の根本的要因、たとえば体形への劣等感があることを示唆しています。女子の70%が、3年の間にダイエットをしていることから、ダイエットとその他不健康行動との関連が気にかかります」

「青春期後、女子は体重が増えやすいのですが、一方で理想的な体型となりそれを維持することへの驚くほどのプレッシャーが、ソーシャルメディアなど至る所からあるのです」などとし、むやみに体重減少を気に掛けるのではなく、健康であることを重視すべきとしている。
https://link.springer.com/article/10.17269%2Fs41997-018-0025-x

歩くペースを上げると寿命が延びる
  
歩行ペースの速い人は遅い人に比べて死亡リスクが低くなるほか、高齢者においては歩行ペースと心血管疾患による死亡リスクの関連性が、より顕著に表れることがわかったという。豪・シドニー大学の研究。
ゆっくりと歩く人に比べ、平均的な速さで歩く人の全死亡リスクは20%、速足の人では24%低いことがわかったという。また、同様のことは心血管疾患による死亡リスクにもいえ、歩行がゆっくりの人に比べて平均的な人は21%、速足の人は24%リスクが低くなるという。高齢者においてはこの傾向がより顕著に表れ、60歳以上では平均的なペースの人で46%低下、速足の人は53%低下するという。

「速足とは一般的に時速5-7kmをさしますが、これは実際には歩行者のフィットネス・レベルに依存します。代わりの指標として、その人がわずかに息を切らしていたり、汗ばむ程度のペースで歩くことです」と研究者のスタマタキス教授。

この研究は、1994-2008年に行われたイングランドとスコットランドにおける人口ベースの調査11件からの50,225名のデータを基にしたもの。歩行ペースは対象者による自己申告とし、身体活動や年齢、性別、BMIにより調整を行った。
http://bjsm.bmj.com/content/52/12/761