国立健康栄養研究所HPより

4月19日 香港衛生署が医薬品成分 (ジクロフェナク) を含む製品に注意喚起

■注意喚起および勧告内容
2018年4月18日、香港衛生署 (Department of Health) が医薬品成分 (ジクロフェナク) を含む製品「Tik Dak Win」 (登録番号:HKP-05141、バッチ No. 330017) に注意喚起。香港衛生署は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
■解説
これは、香港衛生署による買上調査で判明した事例。当該製品は外傷に対する効果を謳って中医薬としての登録認証を受けて販売されていたが、検査の結果、医薬品成分であるジクロフェナクが検出された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については報告されていない。
http://www.info.gov.hk/gia/general/201804/18/P2018041800881.htm

4月19日 オーストラリアTGAが医薬品成分 (テオフィリンなど) を含む製品に注意喚起

■注意喚起および勧告内容
2018年4月18日、オーストラリアTGA (Therapeutic Goods Administration) が医薬品成分 (テオフィリンなど) を含む製品「ViaGro 500mg Male Enhancement capsules」に注意喚起。オーストラリアTGAは当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。

■解説
当該製品を分析したところ、医薬品成分であるテオフィリンおよびカフェインが検出された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。
https://www.tga.gov.au/alert/viagro-500mg-male-enhancement-capsules

上記2件ともに、日本では流通していないが、個人輸入に購入している方がいないとも限らない。

LINK de DIETより

骨折予防とビタミンD、カルシウム
  
米国予防医療専門委員会によると、男性および閉経前女性の骨折を予防するための、ビタミンDとカルシウムの単独または併用での使用に関して、現在は科学的証拠が不十分であるという。
また閉経後女性の骨折を予防するための栄養素の補充量とされる、「1日あたりビタミンD・400IU以下、カルシウム・1000mg以下」について、委員会は推奨できないという。とはいえ、現在は、閉経後女性の補給量を1日あたりビタミンD400IU以上、カルシウム1000mg以上とするには科学的証拠が不十分とのことだ。

今回の勧告は、米国予防医療専門委員会が2013年に発表した、骨折を予防するためのビタミンD補給に関する勧告を改定するものだ。勧告ではまた、(介護施設などではなく)地域で暮らす高齢者の転倒を予防するために、運動は少々効果があるようだが、ビタミンD補給には効果がないことがはっきりしたとしている。
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2678104

1日3杯のコーヒー摂取は安全で保護的作用がある?!
  
カフェイン摂取は、心房細動(AFib)、不整脈(VAs)の頻度減少に関連するようだ、という豪州アルフレッド病院等からのレビュー報告。
多くの臨床医は、心房性、心室性不整脈患者に、カフェイン飲料を避けるようにアドバイスしているが、コーヒーや紅茶は安全であり、不整脈の頻度を減少させる可能性があるようだ。

研究では、多くの住民ベースの研究を分析し、カフェイン摂取と心房性、心室性の不整脈における影響との関連を決定した。

結果は、カフェイン摂取の増加に伴いAFib減少が一貫して認められた。228,465人を対象とした1つのメタアナリシスにおいて、定期的なコーヒーにおいてAFib頻度が6%減少、さらに115,993人の患者の分析では、13%リスク削減が示唆された。

著者らは、カフェインが心室性VAsに影響を与えないことも確認した。毎日500mgまでのカフェイン量(コーヒー6杯に相当)は、VAsの重篤度と割合を増加させなかった。平均353mg /日を摂取した心臓発作後の患者103人のランダム化研究では、心拍数が改善し、有意な不整脈は生じなかった。2つの試験だけは、患者が少なくとも10杯と9杯/日を摂取した場合、VAsのリスクが上昇した。

「適度な量であれば、コーヒーとお茶を定期的に摂取する患者は、心臓リズム問題の発症の生涯リスクが低く、おそらく生存率が改善された」とキスラー氏は述べている。

カフェイン摂取量が300mg/日までは、不整脈患者にとって安全である可能性が示唆されている。しかし、カフェインの影響を受け易い者もおり、25%がコーヒーをAFibトリガーとして報告している。したがって、コーヒー摂取とAFib発症との間に明らかな時間的関連性を有する患者は、控えるように勧めるべきである、と著者らは述べている。

https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S2405500X18300756

国民生活2018年4月号より

健康情報の 見極め方と向き合い方
大阪大学大学院医学系研究科統合医療学寄附講座 大野 智 先生が書かれています。

(メルマガ筆者コメント この記事は、一般消費者にぜひ読ませたい記事である。
先生方も、参考にされるとよいと思います。)

「情報 を見極めるための10か条」
1「その根拠は?」とたずねよう
2 情報のかたよりをチェックしよう
3 数字のトリックに注意しよう
4 出来事の「分母」を意識しよう
5 いくつかの原因を考えよう
6 因果関係を見定めよう
7 比較されていることを確かめよう
8 ネット情報の「うのみ」はやめよう
9 情報の出どころを確認しよう
10 物事の両面を見比べよう

http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201804_05.pdf