ワインは紀元前には醸造が始まっていたとされる最古のお酒です。医学の父とよばれるヒポクラテスは傷の治療にワインを用いたそうです。ワイン、特に赤ワインには非常に多くのポリフェノールが含まれていますが、主なものはアントシアニン、カテキン、レスベラトロールなどです。レスベラトロールはNHKの特集番組で長寿遺伝子を活性化するポリフェノール、と紹介されて大ブームが起こりましたが、その後、この研究を行っていた研究者が長寿遺伝子を活性化するメカニズムに誤りがあった、と認めたため、その効果については賛否が分かれています。

赤ワインに含まれるアントシアニンやカテキンは、時間がたつとくっつきあって集合体となります。こうしてできたポリフェノールの集合体はタンニンとよばれ、それぞれの単体よりさらに強力な抗酸化力を発揮します。赤ワインは新酒よりもビンテージワインのほうがタンニンが多く、抗酸化力も強いことが知られています。

ここに注意!

海外の研究によれば適度な飲酒はアルツハイマー病の死亡率を下げるそうです。しかし別の研究では、赤ワイン2杯に相当するアルコールの量で脳細胞をつくる能力が4割ダウンするとしています。これらの意見を総合すると、赤ワインならば1日1〜2杯が健康によい適量ということになるようです。

「本当に効く」レベル
・レベルA/心臓病の予防、生活習慣病による死亡率の低下
・レベルB/認知機能の低下、糖尿病の予防、ピロリ菌の抑制
より根拠を要するレベル
・アルツハイマー病の予防、骨粗しょう症、がん予防、不安障害