ラクトフェリンは乳製品にほんのわずかに含まれている、主に細菌やウイルスによる感染を防ぐためのタンパク質です。人の母乳や涙、唾液、免疫細胞などにも含まれていますが、特に初乳に多く含まれており、生まれたばかりの赤ちゃんを感染から守るための防御成分と考えられます。
ラクトフェリンには、がんの予防、ピロリ菌の抑制、関節炎や大腸炎など炎症の改善、貧血や内臓脂肪の減少などさまざまな作用があり、世界中で研究が進められています。ユニークなところでは、歯周病菌の出す毒素を中和して歯肉炎や歯周病の進行を抑えるはたらきがあり、歯科用のラクトフェリンサプリメントが販売されています。ラクトフェリンをC型肝炎の患者に投与すると血液中のC型肝炎ウイルスの量が減少するという報告があります。赤ちゃんがお母さんの母乳だけを飲んでいるあいだ、腸内細菌は9割以上がビフィズス菌です。しかし、離乳食が始まるとどんどん大人の腸内フローラに近づきます。この時期の幼児にラクトフェリンを与えると腸内のビフィズス菌が増えることがわかっており、ラクトフェリンはビフィズス菌を増やすと考えられています。

ここに注意!

ラクトフェリンは酸や熱で分解してしまいやすい性質です。腸内フローラを整えるのであれば、胃酸で溶けず腸まで届くようにコーティングされたサプリメントを
選ぶとよいでしょう。

「本当に効く」レベル
・レベルB/C型肝炎
より根拠を要するレベル
・ピロリ菌の除去