最近、目によくない光として「ブルーライト」という青色光が話題を集めています。テレビやパソコン、スマートフォンや携帯ゲーム機のディスプレイに使われるLEDバックライトやLED照明に多く含まれています。
人間には1日24時間を1サイクルとする生体リズム「サーカディアンリズム(概日リズム)」が備わっていて、朝の光によって1日のリズムがリセットされますが、ブルーライトはサーカディアンリズムを狂わせます。1日中時差ぼけのような状態となり、睡眠障害やうつ病だけでなく、ホルモンの分泌異常から体調不良や肥満、がんまでも引き起こします。ある研究では、夜間を含む交代勤務を3年以上経験した50歳以上の女性は、乳がんの発生率が4.3倍になるとするデータがあります。
ブルーライトの影響を最も強く受けるのは眼球であり、加齢黄斑変性症の患者が急増しています。この病気はアメリカにおける失明原因のトップで、近年日本でも右肩上がりに増え続けています。有効な治療法がほとんどなく、日本眼科学会では片方の目に発症した患者に対して、ルテインなどのサプリメントを強く勧めています。
ルテインは緑黄色野菜に含まれる黄色の色素で、網膜の一部分に集中して存在しているため、この部分が黄斑とよばれています。ルテインは黄斑でブルーライトによって起こるダメージを吸収していますが、常に補給しておく必要があります。

ここに注意!

加齢黄斑変性症の予防はサプリメントだけに頼るのではなく、食事からも緑黄色野菜を増やすことが大切です。

「本当に効く」レベル

・レベルA/ルテイン欠乏症
・レベルB/加齢黄斑変性症
・レベルC/糖尿病予防、心臓病予防

より根拠を要するレベル

・網膜色素変性、大腸がん、乳がん