日本ではサラダなど生で食べることが多いトマトですが、イタリアで煮込み料理に使われるのはうまみ成分のグルタミン酸が豊富に含まれているからです。グルタミン酸は、日本では昆布だしのうま味として、あるいは大豆を発酵させた味噌や醤油のうま味として知られていますが、トマトもグルタミン酸が豊富で、肉や魚のうま味を上手に引き出してくれるのです。

トマトに含まれるリコピンは赤い色素のカロテノイドで、強い抗酸化力を持っています。リコピンは強力な抗酸化作用で動脈硬化やがんの予防効果があるとされています。また、糖尿病を防ぐアンチエイジングホルモンのアディポネクチンを増加させるはたらきもあります。

リコピンには肌に対する美容効果も確認されています。皮膚が紫外線を受けるとシミや黒ずみの原因となりますが、リコピンは紫外線による活性酸素を消去し、メラニン色素を誘導する酵素のはたらきを抑えてシミができるのを防ぎます。コラーゲンの産生を促進する効果も確認されています。リコピンは生のトマトよりもジュースやピューレなどに多く含まれています。また、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。

ここに注意!

尿酸値の高い人がトマトを食べると痛風発作を起こしやすい、とするデータがあります。尿酸値の高い人はトマトの摂取に気をつけましょう。

「本当に効く」レベル

・レベルB/前立腺がん予防、白内障予防、心臓病の予防
・レベルC/膀胱がん予防、乳がん予防、糖尿病

より根拠を要するレベル

・心臓病、白内障、関節炎、気管支ぜんそく、子宮頸がん、大腸がん、胃がん、肺がん、卵巣がん、すい臓がん、高血圧、風邪