ダイコンの別名は春の七草で知られる「スズシロ」で、正月料理で疲れた胃腸を休める役割があります。ダイコンには消化酵素のアミラーゼが含まれているので、お餅に大根おろしをつけて食べれば胃がもたれないといわれています。アミラーゼは「タカジアスターゼ」という名前で胃腸薬にも配合されています。

ダイコンをおろすことで生成されるイソチオシアネートは、強い抗がん作用をもつことで知られています。ダイコンに多く含まれるアミラーゼやビタミンCは熱に弱いので、大根おろしは健康に最適な調理法といえるでしょう。
ダイコンの実の部分は淡色野菜ですが、ダイコン葉は緑黄色野菜に分類されます。ビタミンやミネラルが豊富で、その栄養価は同じ緑黄色野菜のほうれん草を大きく上回ります。ダイコン葉200gの栄養価をみると、ビタミンAは成人女性が1日に摂取することが望ましいとされる700μgに対して660μg、ビタミンEは6mgに対して7.6mg、ビタミンKは150μgに対して540μgと、いずれも1日の摂るべき量をほぼ満たす含有量です。ほかにも、葉酸、カルシウム、鉄分も豊富で、まさに栄養の宝庫。ダイコンは捨てるところのない栄養野菜ですから、葉の部分も丸ごとおいしくいただきましょう。

ここに注意!

ビタミンA、ビタミンE、ビタミンKはいずれも脂溶性ビタミンですので、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。鉄の吸収率を高めるビタミンCや葉酸は水溶性で熱に弱いので、目的の栄養素に応じて調理法を変えるといいでしょう。

より根拠を要するレベル

・食欲不振、口内炎、咽頭炎、発熱、風邪、咳、気管支炎