ショウガは古くからアジア諸国でスパイスや民間薬として利用されてきました。漢方では健胃薬として多くの処方に用います。つわりや乗り物酔いなどの吐き気を抑えたり、食欲不振や消化不良によいとしています。

ショウガの有効成分は独特の辛みに由来するものが複数含まれています。代表的な効果は、血管を拡張して体を温めることによる冷え性の改善です。抗菌力も強く、刺身の薬味や寿司のガリは、風味を楽しむとともに細菌感染を防ぐためにあります。
リウマチや関節炎など関節の痛みは、炎症が起こることでつくられる炎症物質や活性酸素が原因となっています。ショウガにはこれら痛みの原因物質がつくられる
のを抑える作用もあり、関節の痛みを軽くすると考えられています。

近年、ショウガ特有の成分がアンチエイジング物質であるアディポネクチンを増やす作用が注目されています。アディポネクチンは血糖値を低下させ、血液中の脂質を減少させます。さらに傷ついた血管を修復して動脈硬化を防いでくれます。
アディポネクチンは肥満によって減少し、運動によって量が増えます。ショウガには運動に匹敵するアディポネクチン増加作用があるとされています。

ここに注意!

ショウガが胎児に影響を与えるという報告があり、医師の間でも妊娠中のショウガ摂取は賛否が分かれています。妊娠中はサプリメントのような食品以外のショウガの摂取は避けたほうがよいでしょう。

「本当に効く」レベル

・レベルB/悪心、めまい、月経痛、関節炎
・レベルC/乗り物酔い、減量

より根拠を要するレベル

・急性呼吸窮迫症候群、二日酔い、消化不良、脂質異常症、偏頭痛、筋肉痛、関節リウマチ、嚥下困難、食欲不振、風邪、インフルエンザ