ジャスミン茶は緑茶やウーロン茶にジャスミンの花の香りを移したフレーバーティーで、飲むことにより得られる効果は緑茶やウーロン茶と同様です。しかし、香りにはお茶とは別の作用があります。その一つがイライラを鎮めるリラックス効果で、不眠やストレスを和らげてくれます。ジャスミンの精油は媚薬としても使われてきたように、女性ホルモンのバランスにもはたらきかけるようです。

香りの主成分であるジャスモン酸は、多くの植物がもつSOSホルモンです。植物は害虫などによって傷つけられるとこの香気成分を放出します。このSOSを受け取ったほかの植物は、害虫に食べられないように化学物質をつくり始めます。

ジャスモン酸を人のがん細胞に対して使用すると、がん細胞の中に大量のカルシウムがあふれて、タンパク質を分解する酵素が活性化され、がん細胞は死滅します。また、白血病になったリンパ球に対しても同様に細胞死をもたらしますが、いずれの場合も影響を受けるのはがん細胞だけで正常な細胞を傷つけることはありません。
「におい」は、においの成分が鼻の奥にある「においの受容体」に結合することで「におい」として認識されるのですが、実は「においの受容体」は鼻だけではなく、全身の組織に存在しています。今後、においがもつはたらきについてさらに研究が進めば、においを使用した新たな効能が実用化されることでしょう。

ここに注意!

PMS(月経前症候群)や月経過多に効果があるとする説があるように、女性ホルモンに作用する可能性があるので、妊娠中の方は使用を避けたほうがよいでしょう。

より根拠を要するレベル
・肝炎、肝硬変、赤痢、がん