ハーブティーなどでおなじみのカモミールには、ジャーマン・カモミールとローマン・カモミールの2種類がありますが、より一般的なのはジャーマン・カモミールです。ローマン・カモミールのほうが花は大きく、味や香りが異なります。

ヨーロッパでは古くから胃腸のための薬用ハーブとして使用されてきましたが、リラックス効果も併せ持つため、不安神経症や不眠症などにも使われています。海外で行われた臨床試験ではジャーマン・カモミールの100mgカプセルを1日3回、2ヶ月間の摂取でPMS(月経前症候群)の症状が軽減したとしています。

カモミールエキスを配合したクリームではアトピー性皮膚炎に対する効果や、紫外線UVBによる日焼けの黒ずみを抑える効果が報告されていますが、まだ科学的データは十分ではないようです。

ここに注意!

薬用ハーブの安全性や効果を評価するドイツ保険庁の専門委員会ではジャーマン・カモミールを歯肉炎の予防や治療に使用することを許可しています。一方のローマン・カモミールは未承認ハーブとされており、子宮を刺激して早産や流産を引き起こす可能性があるため、妊娠中の使用を禁じています。
なお、ジャーマン・カモミール、ローマン・カモミールともに女性ホルモンに似た作用があるので乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮内膜症、子宮筋腫など性ホルモンに関連する病気の人は使用してはいけません。また、ブタクサやマリーゴールドなどキク科の植物にアレルギーを持つ人はカモミールの使用に注意が必要です。

より根拠を要するレベル

・腸内ガス、乗り物酔い、花粉症、下痢、注意欠陥多動性障害、繊維筋痛、胃腸障害、月経痛、アレルギー性皮膚炎