海の野菜とよばれるコンブにはさまざまな栄養素が豊富に含まれています。そのうまみのもとはグルタミン酸で、グルタミン酸は肌の角質層にあるNMF(ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター、天然保湿因子)を構成する重要な原料となります。肌の弱い人はNMFに含まれるグルタミン酸やプロリン、アルギニンなどのアミノ酸が不足しているのかもしれません。

コンブにはヨウ素(ヨード)が多く含まれます。ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料で、不足すると甲状腺機能が低下して新陳代謝が鈍くなり、倦怠感や脱毛、皮膚障害などが起こります。ヨウ素は新陳代謝を促進するのに不可欠な栄養素であり、髪や肌、爪などを美しく健康に保つはたらきがあるのです。

コンブのネバネバ成分フコイダンには、ピロリ菌が胃に定着するのを防ぎ、吸着して体外に排出する作用があります。また、免疫活性を高めてがんが増殖するのを防ぐはたらきもあります。ほかにも、血圧を下げたり消化促進などの作用をもつアルギン酸、抗血栓作用や抗腫瘍作用があるといわれるラミナランなどがあります。

ここに注意!

ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料です。不足しないように気をつけたいものですが、摂り過ぎても甲状腺機能低下症や甲状腺腫、甲状腺中毒症などが起こります。また、自己免疫疾患の橋本病(慢性甲状腺炎)の悪化を招きます。妊娠中のヨウ素の過剰は赤ちゃんに一過性の甲状腺機能低下症が起こる可能性がありますので、ヨウ素やコンブをサプリメントで摂ることは避けましょう。

より根拠を要するレベル
・減量、高血圧、がん予防、胸焼け