ケルセチンはフラボノイドとよばれるポリフェノールの一種で、黄色い色素成分です。タマネギやリンゴ、クランベリーなどに多く含まれ、ビタミンのようなはたらきをするところからビタミンPともよばれます。ケルセチンに糖が結合したルチンはソバに多く含まれています。

ケルセチンは抗酸化力が強く、細胞膜を丈夫にして血管をしなやかに保つ作用や、血液中のコレステロールが酸化されるのを防いで、動脈硬化の予防にも役立つと考えられます。ケルセチンは細胞膜をしなやかにするので、赤血球も柔軟で変形しやすくなり、毛細血管などの細い血管でも血液の流れがよくなります。

タバコを吸ったり、ストレスや睡眠不足になると赤血球は酸化によるダメージを受けてしまいますが、ケルセチンは強力な抗酸化力により赤血球のダメージを防ぐといわれています。また、グルコサミンとコンドロイチンにケルセチンを併用すると関節の痛みを緩和するという報告もあります。

ここに注意!

ケルセチンはタマネギを半分から1個摂ることで、効果が期待できるとされています。タマネギの茶色い皮には実の部分の20〜100倍のケルセチンが含まれています。また、ケルセチンは水に溶けにくい性質をもつので油分と一緒に摂ると吸収率が高まります。最近ではタマネギの皮を乾燥させて粉末にした商品が販売されていますので、料理にも手軽に利用できるようになりました。

「本当に効く」レベル

・レベルB/前立腺炎の痛みを軽減

より根拠を要するレベル

・心臓病、脂質異常症、高血圧、肺がん、卵巣がん、すい臓がん、動脈硬化、糖尿病、白内障、花粉症、統合失調症、気管支ぜんそく、痛風、ウイルス感染症、慢性疲労症候群、がん