共役リノール酸は1980年代にがんが発生するのを抑える物質として発見されました。その後の研究で、肥満、高血圧、糖尿病、動脈硬化、抗アレルギー、骨粗しょう症、運動機能の向上などさまざまな機能について多くの報告がされています。
アフリカの先住民マサイ族は牛や羊の遊牧で生活する遊牧民ですが、男性の仕事は放牧と家畜を守るために猛獣と戦うことです。マサイ族の主食は牛乳と牛の血、それと独自の発酵乳で、日常的に共役リノール酸を非常に多く摂っています。彼らの驚異的な身体能力の高さと体脂肪の少なさは共役リノール酸によるものである、とする研究もあるほどです。共役リノール酸は細胞の中にある中性脂肪を分解して燃焼させる手助けをします。また、共役リノール酸は牛乳や乳製品に含まれていますが、天然に含まれる量はわずかなため、サプリメントや食品に添加される共役リノール酸は紅花油や大豆油に水素を添加してつくられます。共役リノール酸は広い意味でのトランス脂肪酸に含まれますが、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸のような発がん物質ではなく、アレルギーを起こすこともありません。

ここに注意!

共役リノール酸が効果を現すためには、少なくとも1日に2〜3gは摂取する必要があるようです。通常の食事から摂取できる量は1日におよそ0.1〜0.2g 程度ですから、サプリメントを利用するのがいいでしょう。

「本当に効く」レベル
・レベルB/大腸がん、肥満
より根拠を要するレベル
・乳がん、脂質異常症