ガンマ-アミノ酪酸はGABAと略されています。GABAには神経の興奮を鎮めたり、眠りにつきやすいように心身をリラックスさせるはたらきがあります。
GABAなどの神経伝達物質は、ちょうど鍵と鍵穴のように物質ごとに結合する受容体があり、脳の中にはGABAと結合するGABA受容体があります。しかし、食事やサプリメントなど食品として摂った場合、GABAは脳の入り口にある血液脳関門というフィルターを通過できず、脳に到達できません。それなのにGABAにトクホの表示どおり「血圧が高めの方」の血圧を下げる効果があるのには理由があります。

このGABA受容体は実は腸内にも存在しているのです。GABAと同様、脳内神経伝達物質のセロトニンも腸に受容体が存在しています。近年の研究で脳と腸には密接な神経のつながりがあり、脳にストレスを与えるとおなかが痛くなり、逆におなかの調子が悪いと脳内に不安感が生まれるなど、「脳腸相関」の関係にあると考えられています。脳腸相関をよい関係に保つことが健康の鍵です。GABAは、発芽玄米やぬか漬けなどに多く含まれています。

ここに注意!

GABAはアミノ酸のグルタミン酸に酵素がはたらくことでつくられますが、このとき、酵素を助ける補酵素としてビタミン が必要となります。GABAはトクホの表記にもあるとおり、血圧を下げる作用があるので、ほかの血圧降下薬やサプリメントとの併用は危険です。

「本当に効く」レベル

・レベルB/高血圧、乗り物酔い

より根拠を要するレベル

・脳性まひ、気管支炎、クッシング病、ハンチントン病、髄膜炎、ストレス、不安神経症、PMS(月経前症候群)、注意欠陥多動性障害、ダイエット