オオムギで近年注目されているのはオオムギに含まれる豊富な食物繊維です。オオムギには100g当たり9.6gの食物繊維が含まれています。
このオオムギの食物繊維9.6gのうち、約6gが水に溶ける水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維は腸の中で水分を吸収して大きく膨らみ、食べ物の吸収を緩やかにします。そのため血糖値が上がりにくく、満腹感が長く続くので糖尿病予防によいといわれています。

水溶性食物繊維は余分なコレステロールや脂質を吸着して体外に排出するので、LDLコレステロールや中性脂肪の上昇を抑えるはたらきもあります。また、オオムギには水に溶けない不溶性食物繊維も含まれており、腸のはたらきをよくして便のかさをまし、便通をよくするはたらきがあります。

オオムギの若葉は青汁の原料として使用され、オオムギの麦芽は麦芽糖やビールの原料となります。麦芽にもオオムギと同様、脂質異常症や胃がん予防に効果があるとする報告があります。

安全のために

オオムギの麦芽には微量の植物毒素が含まれており妊娠中、授乳中の大量摂取は避けるべきとされています。また、オオムギに含まれるグルテンによって、小腸が炎症を起こし、吸収不良を起こすセリアック病という自己免疫疾患を悪化させる恐れがあります。セリアック病や交感神経過敏のある方はオオムギの摂取を避けるようにしてください。

「本当に効く」レベル
・レベルA/脂質異常症、胃がん予防
・レベルC/大腸がん予防
より根拠を要するレベル
・気管支炎、下痢、胃腸炎、おでき、減量