NASAで宇宙食に選ばれたことで注目された雑穀類で、世界保健機関(WHO)で未来の食品と位置付けています。紀元前のインカ文明のころより、トウモロコシや小麦と同じように主食とされてきました。穀類としては珍しく、「アミノ酸スコア80」の良質のタンパク質を豊富に含みます。アミノ酸スコアとは人体を構成する必須アミノ酸9種類のバランスを点数で評価したものです。

飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸のバランスがよく、植物にはあまり見られないスクアレンを多く含んでいるのもアマランサスの特徴のひとつです。スクアレンは 肌のバリアとなる皮脂の主成分で、スクアレンに水素を添加して酸化しにくくしたスクワランは保湿剤として化粧品に利用されています。

アマランサスには、血液中のLDLコレステロールとHDLコレステロールのバランスを改善したり、血中脂質や血糖値を下げるという研究報告がありますが、科学的な根拠は十分とはいえないようです。

小腸の内壁に炎症が起こる自己免疫疾患のセリアック病(グルテン不耐症)は小麦に含まれるグルテンを摂取することで起こります。アマランサスは高タンパク質ですが、小麦に比べてグルテンの量がはるかに少ないため、セリアック病やアレルギー患者向けのパンをつくるのに適しています。

ここに注意!

ソバなどの穀類にアレルギーのある方は注意が必要です。

「本当に効く」レベル
・レベルC/脂質異常症
より根拠を要するレベル
・潰瘍、下痢、口内炎